Blog記事一覧 > > ぎっくり腰になる前、ぎっくり腰を繰り返している、慢性腰痛のあなたへ東京都練馬区の鍼灸師が解説
【主訴・症状の経歴・来院理由】
1年前に病院で坐骨神経痛と診断されてから症状が徐々に悪化し
歩くのもやっとで病院にタクシーで通院するまでになってしまったとのこと
でした。
病院では患部を温熱療法、マッサージ、湿布、痛み止め、牽引治療、
注射などを頻繁に繰り返していたそうでしたが、一時的には痛みは
和らぐも、すぐまた痛みが再発の繰り返しで一向に症状が
緩和するどころか、どんどん症状が悪化し歩ける距離も
どんどん短くなるばかり、そんな辛い思いが続いていたようでした。
その後、今度は以前お孫さんが通院していたという整骨院に
通院することに、そこでも色々な治療をして頂いたようでしたが
思うような改善が見られなかったようでした。
しかしどこに行ってもいいかわからないまま、通院を続けていたようでした。
そんなある日ポストに当院のチラシが入っているのを
きっかけにダメもとで来院を決意。
(当院にいらっしゃる方はダメもとでの方が非常に多いです。)
お話を伺うと、坐骨神経痛だけでなく、
両足の外反母趾(左外反母趾手術既往あり)、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、
半月板手術、股関節の変形など様々なことがお身体に起きていて
とても複雑なお身体の状態でした。
そんななか少しでもSさんのお役に立てるように治療を開始することに
なりました。
4 :患者様が治したいと想う強い気持ち
根本改善するには患者様が治したいと想う気持ちが強いほど
ご自身のお身体と向き合うことができるので最短でよくなる近道です。
施術を受けて頂くだけでも効果を実感することができますが、
より早期改善に向けて取り組み、根本的な原因に対しての対処法を
覚えて頂くことで今後のお身体との付き合い方が
変わりより長く健康的なお身体を保つことができます。
北海道旅行からご帰宅され、北海道旅行後、初の診療にいらっしゃいました。
とてもお元気で帰宅され、行きたいところにも行けたり、
連れて行ってもらったところにも一緒に行けたり、
ご自身でイメージしていた以上に動けて、旅行を楽しめたようでした。
お身体の状態は旅行に行かれてから2ヵ月は状態がとても良く、
心配で持って行っていた痛み止めの薬を飲むことなく過ごすことが
出来たようです。
お身体の状態も良くなり、掛かりつけの内科の病院で行っている体操教室に
も参加しご自身でできる範囲で体操を楽しまれるまでになりました。
その後もお身体の状態は以前のような状態に戻ることなく維持することが
でき、治療も継続していきました。
そして1年が経ち、去年の目標だった「来年も北海道旅行へ」が
実現することに。
この年も北海道旅行へ行くことができました。
今現在もSさんはお身体の健康状態を維持するため当院に通院して
頂いています。
そして「来年も北海道旅行へ」を目標に一緒になって取り組まれています。
【当院の感想】
ここまでSさんですが、約5ヵ月の通院でお身体が健康な状態へ進み、
当初の目標だった「北海道旅行へ」を実現することができました。
この5ヵ月とても長い期間で通院も大変だったと思います。
それ以前に1年という長い期間、歩くのも困難な状態でつらい生活を
送られていて、今まで何軒もの病院や治療院を転々としていました。
今回も諦めず根気強く、当院での施術とご本人での自己ケア
(運動療法、姿勢改善、生活習慣の改善)に励んでいただき、
薄皮を剥がすようでしたが、少しずつ確実にお身体の変化を体感しながら
治療にあたることができました。
このようなSさんのように坐骨神経痛、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、
変形性股関節症で症状も強く、お身体の状態もかなり悪い状態ですと、
お身体の状態を健康に回復するまでには当院でも治療期間と治療頻度が
必要になってしまいます。
この治療期間、治療頻度に関しましては患者さんのご理解を頂き、
患者さん自身が健康な身体づくりにしっかり目を向けて取り組むことが
出来なければSさんのような結果には結びつかなかったと思います。
当院を信じ根気強く通院して努力して下さったSさんには
とても感謝しているのと同時にこのブログを読んで同じような症状で
悩まれている方に少しでも「もしかしたら私も・・・」
というような勇気や心の支えになれば、とても嬉しいです。
【注意】
今回のSさんのような重症な症状の方でも、しっかり治療し自己ケア
(運動療法、姿勢改善、生活習慣改善)をすることで思い描いていた以上の
結果に結びつくこともありますが、全ての患者さんがこのような治療経過を
辿るとは限りません。
お身体の状態、通院頻度、生活環境などのことが
お身体に影響しますので、一概に全てが健康な状態に
なるというわけではないことだけはご了承下さい。
(当院でお力になれないケースもございます。)
これを読んで下さった方に少しでも参考になり、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、
変形性膝関節症、変形性股関節症で悩まれている方であれば希望を
もって頂ければ幸いと思い書かせて頂きました。